NAO に関連するお試しソフトを使う (「Choregraphe」 と 「Webots for NAO」)
現在、NAO のデベロッパーコミュニティーに登録することで次のソフトウェアーのお試し版をダウンロードすることができるようです。
- Choregraphe
- Webots for NAO
- NAOQi.NET
- JNAOQi
この中で「Choregraphe」 と 「Webots for NAO」 は試してみる価値ありです。
Webbots for NAO のスクリーンショット
まず「Webots for NAO」ですが、これはシミュレーションソフトです。パソコン上に NAO が動く環境を構築でき、そこに形や重量などの物理条件を忠実に再現した NAO を登場させることができます。このシミュレータ内に登場する NAO、プログラムを動作させるためのフレームワークにあたる NAOqi を搭載、これにより、アプリ開発者は本物の NAO に自身が作ったプログラムを転送し、実行させるのと同じ方法で、シミュレータ内の NAO にプログラムを送り、実行させることができます。
「Webots for NAO」を使って NAO を持っていなくても、NAOqi が提供するロボット用ソフトウェアーの開発フレームワークを実際に試してみることができるというわけです。
Choregrapheのスクリーンショット
「Choregraphe」は、NAO をパソコンから操作するために使うメインのソフトで、これを使って、NAO の動きをプログラミングしたり、自分の作ったプログラムを NAO にアップロードしたり、また現在の NAO の状態をモニターできたりします。
「Choregraphe」と「Webots for NAO」を使って、最も一般的な NAO 向けアプリケーションの開発の手順を理解することができます。
「Webots for NAO」の中で動いている NAO は Linux OS を搭載していませんし、スピーカーやマイクの機能も再現できていないようです。すべてのことが忠実に再現できているというわけではありませんが、概要を理解するには十分な機能を備えています。
「Choregraphe」は NAO の肝ともいえるソフトウェアーです。このソフトウェアの使い勝手の良さが世界中で NAO が使われている理由の一つでもあると思っています。
デベロッパーコミュニティーに参加することで、デベロッパープログラムの再開などあったときに、それに参加する手順もスムーズに進むのではないかと思います。
思うに2013年12月2日現在において、NAOで何かしたいなということであれば、デベロッパーコミュニティーに参加、「Choregraphe」と「Webots for NAO」を使ってみるというのが最初の一歩ではないかと。
-> 2014年1月27日修正、デベロッパープログラム。まだ新規メンバー募集しているみたいです。
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